産業界で用いられる流量計とは?

流量計とは液体や気体といった、字のごとく流れるものを測るための機器でして、あまり聞きなれないかもしれませんが流れるものであれば測れることができます。例えば洗浄剤の液体なら毎分でどのくらい流せば、どのくらいの効果があるのかとか、冷却水の流せる量を計算し一番最適な温度を見つけるということもできます。
よく使われるのは工場などの産業界で、機器の活躍によってあらゆる流量を管理、監視することで危機の回避や節約といった役割を担っています。

機器にはさまざまな種類があって、電磁式のものや超音波式、浮き子式などもあり、計測方法も色々あります。電磁式の仕組みでは電磁誘導を使って流量を測ります。機器の内部に電磁コイルと電極が仕込まれ、導電性の液体が流れるとで電圧が発生し、その電圧の変化を測ることで計測ができます。浮き子式では、管のなかにフロートを浮かせて液体が管とフロートを行き来するときの差圧を測ることで計測でき、管を透明にして流量目盛りを表示することにより、直読できます。
超音波式では管に2つのセンサーを設置し流体の流れを斜めに横切って交互に超音波を送受信することで伝播の差を計算式で換算して計測が可能なものとなります。