ビジネスマンに求められる仕事には様々な種類があります。それぞれの立場や役割があるので全員にとって全て必要という訳ではありません。例えば事務員や技術者に求められる仕事と社長に求められる仕事は大きく異なっています。
それでは特に管理者や経営者に求められるのはどのような仕事でしょうか。
管理者や経営者は部下が上申してくる情報をもとに判断を下す立場です。また、忙しくてじっくり1つの事だけを考えている時間を取れない場合も多いので効率的に大枠で捉えて本質を見抜く必要があります。
このように情報を整理して概念を理解する能力を「コンセプチュアルスキル」と言い、具体的には論理的思考力や問題解決力、応用力などを複合的にまとめた考え方を表します。
ではこのような能力を伸ばすには、どのように訓練すれば良いのでしょうか。
共通して求められることとしては、物事をマクロな視点で観察し分析出来る事です。
普段から、自分の抱えている仕事だけを単純に捉えるのではなく、その裏にある背景を考察したり、関係者ごとの意図を読み解いたり、将来的な展望を予想する癖を付ける事が大切です。
慣れないうちは難しく感じるかもしれませんが、その場合は過去に自分が携わった仕事を振り返って見ると良いでしょう。どのような経緯でスタートし、誰が重要な立場でどんな決断をし、最終的にどのような結果になったかを多角的に冷静に見つめ直すことで、当時の自分では気が付かなかった新しい発見があるかもしれません。
一朝一夕で身につくものではないので、習慣化して繰り返し実践して行くことで徐々にコツを掴めるようになるでしょう。日々の業務に追われてそんな余裕はないと言う人は、そのような能力を鍛えるための書籍が多数売られているので、まずは本屋に足を運んでみるのも良いかもしれません。