アウトソーシングを活用するうえでの注意点

業務をアウトソーシングすることで、社外の専門的な知識やノウハウを有効活用することができ、自社の中核事業や業務に集中することができます。

人事で取り扱う業務の中でアウトソーシングするものとして社員研修があげられます。業務遂行だけを委託する場合や、企画立案から業務遂行までを委託するなどさまざまです。
メリットとしては外部の優れた専門機関を利用することで会社の課題に応じたプログラムの構築ができる、経験豊富な講師に依頼できる、担当者の研修に費やす時間を減らすことでコスト削減につなげコア業務に集中できるといった点です。
デメリットとしては会社の特徴や研修を必要とする背景や課題を初めから説明する必要があり理解してもらうのに時間を要する、教育コストがかかる、日程の調整や時間が変更になると更に費用がかさんだり調整が難しくなることがあげられます。

このようにアウトソーシングをすることでメリットやデメリットは必ず生じますが、外部委託を考える際のポイントは研修を通して得たいことはなにか、そのために最も効果的な手段はどうすることかを基準に考え判断することです。そうすれば社内講師が伝えた方が効果的なのか、外部の講師に任せ独自のプログラムを利用する方がよいのかが分かります。